Small "Sob" Stories about My English | Hamamatsu English School | |||
英語と出会って半世紀。 神保昌幸の「英語と私、ちょっと切ない話」… | ||||
なまら難しくて… > 発音と舌の位置 / 鼻にかかる声(鼻音)を出す条件 /
英語の発音に鼻にかかる声がある。[m]、[n]、[ŋ]だ。これが実に面白い。物にするのにひどく手を焼く。発音の習得では、声に対応する舌の位置に気を付ける。しかし、それで終わりという訳ではない。とりわけ鼻にかかる声の場合はそうだ。
発音には三つの相(そう)がある。発音しているとき、発音に備えているとき、発音していないときの三つだ。鼻にかかる声をうまく出そうとなると、[m]、[n]、[ŋ]の練習と並行して、発音していないときの相を練習することになる。定められた位置から舌を離すことなく日常生活を送るのだ。定められた位置とは、[n]の付近だ。そこに舌を置いたまま運動したり、食事したり、寝たりする。寝ている間は寝ながらでいいので、まさに「夢のように」楽なのだが、実際やってみると「なまら(非常に)」難しくて…ちょっと切ない。
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